近年、Googleアカウントのセキュリティ強化のため2段階認証への移行が強く推奨されています。今回は認証方式で最もログイン操作が簡単なPCに設定したPINコードをGoogleのパスキーに利用する方法について紹介します。
なお、PCは電源起動後パスワード入力なしでデスクトップが起動する個人利用のWindows 11 PCの想定です。
※以下記事は2025年12月時点のものです。
【手順】
1. PCにログインパスワードを一時的に設定
2. PINを登録、一時ログインパスワード削除
3. Googleアカウントのパスキー認証にPINを追加
4. Googleアカウントの2段階認証を有効化
PIN:
数字4桁で「設定したPCでのみ」有効なパスワード。
PC固有のキーで暗号化された認証データの状態でGoogleにパスキーとして登録されるので、仮にPINがハッカーに流出しても他のPCからログイン搾取されることはないため、誕生日等の覚えやすいもので問題ありません。
1. PCにログインパスワードを一時的に設定
まず「スタート - 設定(歯車) - アカウント - サインインオプション」より一時的にログインアカウントにパスワードを設定します。
既にPCにログインパスワードを設定している人は不要ですが、パスワード設定がないと(下記「このオプションは現在利用できません」とある通り)PINが登録できないため。
パスワードを設定します。何でもよいので"1"を設定しています。